粉体塗装とは

有機溶剤や水等の触媒を用いず、塗膜形成成分のみにて配合されている個体を使用、合成樹脂、顔料を中心とし必要に応じて硬化剤・添加剤などを配合したものを均一に加熱混錬された分散体を所定の粉度微粉砕分級された粉末の塗料が粉体塗装です。

ウレタン塗装とは

ウレタンは正式には「ポリウレタン」といい、外壁や家具、車などの塗装に使用されている塗料です。 近年のウレタン塗料の主流は、アクリルポリオール樹脂を主材とする「アクリルウレタン樹脂塗料」で、仕上がりや耐久性に優れている人気の塗料です。焼付塗装では出来ない重量物や板厚のものは、ウレタン塗装をお勧めします。

焼付塗装とは

焼付塗装とは、金属製品(主に鉄・アルミ・ステン・真鍮・亜鉛ダイキャスト・アルミダイキャストなど)に塗装を行う方法の一つです。 粉体塗料や溶剤塗料を塗布し、塗装皮膜(熱硬化性樹脂)を110℃～200℃の温度で一定以上加熱して焼き付けることによって皮膜が硬化します。

粉体塗装を選ぶ理由

シンナーなどの有害物質を使わないため、製造工程における大気汚染や悪臭などの環境問題への軽減になるとされております。
使用目的としては、従来の液状塗料と同様に美装用・保護用として工業用塗料の用途などに広範囲で利用することが可能です。

粉体塗装のメリット

環境に優しい塗料です。
大気汚染や健康被害の原因となる揮発性有機化合物（VOC）を全く含みません。

安定した高品質です。
塗膜の強度および耐久性が高いという特徴があり一度の塗装で厚膜の塗膜を形成することができます。また、焼付塗装の一種であることから、塗膜自体の強度が高く、柔軟性にも優れます。

経済性に優れた塗料です。
塗装時に塗装対象物に付着しなかった塗料を回収して再利用することが可能です。 溶剤塗料の有機溶剤や水性塗料の水のような揮発成分を含まないため、熱影響を受けなければ、変質することはほとんどありません。